毎日お仕事に、プライベートに、本当におつかれさまです。
「将来のために貯金したいけど、毎月の生活でいっぱいいっぱい…」
「知っている人だけが得してることって、なんだか多そう…」
そんな風に感じたことはありませんか?
実は、あなたが普段納めている税金や保険料を元に、国や自治体が用意してくれている「もらえるお金」の制度がたくさんあるんです。
でも、そのほとんどは、自分から「教えてください!」と声をあげないと、誰も教えてはくれません。
この記事では、毎日がんばるあなたにこそ知ってほしい、そんな心強い制度をそっとご紹介します。
大切なあなたのお金を守るための、大事な注意点も一緒にお伝えしますね。
✨ STEP 1:未来の私のために【キャリアアップ】
「新しいスキルを身につけて、もっと輝きたい!」
「今の仕事に役立つ資格にチャレンジしてみたいな」
そんなあなたの前向きな気持ちを、お金の面から応援してくれるのが「教育訓練給付金制度」です。
これは、国が指定した講座を修了すると、支払った受講費用の一部が戻ってくる、とっても嬉しい制度なんです。
語学やプログラミング、簿記、医療事務など、対象となる講座はたくさん。
「学びたいけど、費用がちょっと…」とためらっていたなら、ぜひ一度、厚生労働省の「講座検索システム」を覗いてみてください。あなたのやりたいことが、対象になっているかもしれませんよ。
ちなみに、利用するには雇用保険に入っている期間など、いくつかの条件があります。お近くのハローワークが相談窓口になっているので、まずはサイトで自分が対象になるか簡単なチェックから始めてみるのがおすすめです。
🏡 STEP 2:毎日の暮らしを快適に【住まい】
一人暮らしのOLさんにとって、毎月の「家賃」はちょっぴり大きな負担ですよね。
もしあなたが住んでいる街が、家賃の一部をサポートしてくれる制度を持っていたら…?
自治体によっては、独自の住宅支援を行っているところがあるんです。また、もしもの離職などで家賃の支払いが難しくなった時には、「住居確保給付金」という国の制度があなたの支えになってくれるかもしれません。
こうした家賃に関するサポートは、お住まいの自治体によって制度の有無や内容が大きく異なります。まずは「お住まいの地域名 家賃補助」のように検索して、あなたの街にどんなサポートがあるかチェックしてみてくださいね。詳しいことは、お住まいの市区町村の窓口で相談してみましょう。
💐 STEP 3:大切な節目を安心して【結婚・出産】
結婚や出産は、人生におけるキラキラした素敵なイベント。でも、同時に何かと出費も重なる時期でもありますよね。
そんな時は、公的なサポートを上手に頼るのがおすすめです。
例えば、新しい生活の家賃や引越し費用を助けてくれる「結婚新生活支援事業」や、赤ちゃん一人につき原則50万円がもらえる「出産育児一時金」など。
会社員の方なら、産休中のお給料を支えてくれる「出産手当金」も、とても心強い味方です。
ただ、結婚に関する助成金はすべての自治体で実施されているわけではないので、まずは「お住まいの地域名 結婚助成金」といったキーワードで制度があるか確認を。こちらも、お住まいの市区町村の窓口が相談先になります。
また、出産に関するお金のことは、あなたが加入している健康保険組合や、会社の担当部署に確認するのがスムーズですよ。ちなみに、出産育児一時金は、出産する病院などが「産科医療補償制度」に入っているかどうかで金額が少し変わることも。ほとんどの場合は50万円ですが、念のため確認しておくとより安心ですね。
🍀 STEP 4:もしもの時のために【医療費】
元気な時にはなかなか考えないけれど、急な病気やケガは、誰にでも起こりうること。
そんな”もしも”の時のために、ぜひ覚えておいてほしいのが「高額療養費制度」です。
これは、病院の窓口で支払う医療費が、ひと月の上限額を超えた場合に、超えた分のお金がちゃんと戻ってくるという制度。
ちなみに、事前に「限度額適用認定証」という書類を準備しておくと、病院の窓口での支払いを上限額までにとどめることができるので、さらに安心です。こちらも、あなたが加入している健康保険組合や、会社の担当部署が相談窓口です。
まさに、私たちのお財布を守ってくれる、お守りのような知識です。いざという時に慌てないように、頭の片隅にそっと置いておいてくださいね。
⚠️ ここだけは読んで!あなたを守るための大切なお話
ここまで、たくさんの素敵な制度をご紹介してきましたが、最後に一つだけ、とても大事なことをお伝えさせてください。
それは、「給付金」を口実にした詐欺に気をつけて!ということです。
「あなたも給付金がもらえますよ」なんて、市役所の職員などを名乗って、親切そうに電話やメールをしてくる悪い人たちがいます。
でも、覚えておいてください。
公的な機関が、あなたにこんなことをお願いすることは、絶対に、絶対にありません。
❌ ATMに行って、機械を操作してください
❌ 手数料を先にこの口座に振り込んでください
❌ このURLから個人情報を入力してください
少しでも「あれ?」と思ったら、すぐに電話を切って大丈夫。一人で悩まず、お住まいの市区町村の窓口や、警察相談専用電話「#9110」に相談してくださいね。
さいごに
>今回ご紹介した制度は、知っているだけで未来の選択肢が広がる、心強いものばかりです。
もちろん、利用するには条件があったり、地域によって内容が違ったりもします。でも、大切なのは、ほんの少しの興味と、「ちょっと調べてみようかな」という小さな一歩です。
そして、制度は時々見直されることもあります。実際に利用を考え始めたタイミングで、もう一度「公式サイト」などで最新の情報を確認する、という一手間が、賢く制度を活用するコツ。その時に、いつまでに申請が必要か、という期限も一緒に見ておくと安心ですね。