毎日お仕事、本当にお疲れ様です。
満員電車に揺られ、デスクでPCと向き合い、鳴りやまない通知に対応して…。気づけばあっという間に金曜日の夜。心も体もちょっぴりお疲れモードになっていませんか?
「なんだかやる気が出ないな」「私、今週ちゃんと頑張れてたかな…」
そんな風に、少し自信をなくしてしまいそうな夜に。
このページを開いてくれたあなたへ、週末の時間を使って、たまった疲れと心をそっとリセットできる、簡単なセルフケア術をお届けします。
完璧じゃなくて大丈夫。
「これならできそう」と思えるものから、あなたのペースで試してみてくださいね。
1. まずは5分だけ。散らかったお部屋と一緒に、心も整理整頓
平日の忙しさを物語るように、いつの間にか散らかってしまったお部屋。それを見るたびに、なんだか気持ちまでどんよりしてしまうこと、ありますよね。
でも、週末にまとめて「大掃除するぞ!」と意気込むのは、ちょっとハードルが高いもの。
だからまずは、タイマーを5分セットして、目につく一ヶ所だけ綺麗にしてみませんか?
テーブルの上を、まっさらな状態に
読みかけの雑誌や郵便物を片付けて、テーブルの上をさっと拭くだけ。視界に入るものがスッキリすると、不思議と頭の中もクリアになっていくのを感じられるはず。温かいハーブティーを淹れて、ほっと一息つくのにぴったりの空間になりますよ。
一日の始まりと終わりを迎える場所を、心地よく
朝起きたら、カーテンを開けて太陽の光を浴びながら、ベッドを整える。たったこれだけのことですが、「今日も一日頑張ろう」と、自分にスイッチを入れてあげるような、大切な儀式になるかもしれません。
2. 今夜は自分を甘やかすバスタイム。お気に入りの香りで、ストレスを洗い流そう
一週間頑張った自分へのご褒美に、今夜はいつもより少しだけ特別なバスタイムはいかがでしょう。
湯船にゆっくり浸かる時間は、心と体を芯から温めてくれる、最高のセルフケアです。
「今日の私」に寄り添う香りを選ぶ
リラックスしたい気分の夜はラベンダー、気持ちを切り替えたいなら爽やかな柑橘系。その日の気分で選んだ入浴剤やアロマオイルを湯船にたらせば、浴室いっぱりに広がる香りが、あなたを優しく包み込んでくれます。深い呼吸を繰り返しながら、一日の疲れをそっと手放していきましょう。
あえて「何もしない」贅沢を
スマホを持ち込む代わりに、好きな音楽を小さな音で流したり、キャンドルの優しい灯りだけで過ごしてみたり。情報をシャットアウトして、ぼーっとする時間こそ、今の私たちに必要なのかもしれません。
3. 頭の中のゴチャゴチャは、書き出してスッキリ。「ジャーナリング」のすすめ
誰かに話すほどではないけれど、なんだか心がモヤモヤする…。
そんな時は、ノートとペンを用意して、頭に浮かんだことをそのまま書き出してみませんか?
「書く瞑想」とも呼ばれるジャーナリングは、自分の気持ちを客観的に見つめるのに、とても効果的なんです。
ルールは「正直に書く」だけ
上手な文章を書く必要は全くありません。「〇〇にイラっとした」「なんだか不安」そんなネガティブな気持ちも、「今日食べたランチが美味しかった」という嬉しい気持ちも。誰に見せるわけでもない、あなただけのノートです。心の中にあるものをすべて吐き出すように、自由にペンを走らせてみてください。
きっと書き終わる頃には、悩んでいたことの答えが見つかったり、「なんだ、私こんなことを考えていたんだ」と、自分の本音に気づけたりするはずです。
4. スマホはそっと置いて。あなたの「好き」に浸る、デジタルデとックス
気づけば、SNSを眺めているうちに何時間も経っていた…なんてこと、ありますよね。
便利なスマートフォンですが、絶え間なく流れてくる情報は、知らず知らずのうちに私たちの心を疲れさせてしまいます。
週末の数時間だけでも、意識的にスマホから離れて、あなたの「好き」な世界に没頭してみませんか?
「いつかやろう」と思っていたことを、今こそ
読みたかった本の世界に浸ったり、好きな音楽を聴きながら近所を散歩したり、少し手間のかかる料理に挑戦してみたり。目の前のことに集中する時間は、心を豊かにし、「楽しい」という純粋な気持ちを思い出させてくれます。
5. 来週の私を好きになる。「できたこと探し」で、自分に花マルを
私たちはつい、「できなかったこと」や「足りない部分」ばかりに目を向けてしまいがち。
でも、今週もあなたは、あなたの場所で、たくさん頑張ってきたはずです。
週末の終わりに、手帳の隅っこでも、スマホのメモ帳でもいいので、今週「できたこと」「頑張ったこと」を3つだけ書き出してみませんか?
「苦手な先輩に笑顔で挨拶できた」
「今週は一度も寝坊しなかった」
本当に、どんな些細なことでも大丈夫。
小さな「できた」を見つけて、「私、えらいじゃん!」と自分に花マルを付けてあげましょう。
自分を認めてあげる習慣が、少しずつ自己肯定感を育ててくれます。
おわりに
今回ご紹介したセルフケアは、全部やろうとしなくて大丈夫です。
今のあなたに「心地よさそう」と感じるものを、一つだけ試してみる。それだけで十分。
大切なのは、「自分を大切にする時間」を意識して作ってあげること。
週末のささやかなセルフケアが、来週を頑張るあなたの、優しいお守りになりますように。